aida ha nani de dekiteiru ?

〈いかにしてワタシはこの本に出会ったか〉についての記録

考えたこと

天才年金

なんらかの創作物をつくりだした人は、だれだって創作者だ。とはいえ世の中には恐ろしいほどの才能を持った人がいる。否。その才能をうんぬんできるのは、ボクがその人の創作物を知ったからであって、その人が今現在才能を持っているかどうかは問題ではない…

イミテーション・ゲーム

イミテーション・ゲーム観ました。これはすごいですね。たぶんここ数年わたしが観た映画のなかでいちばんだと思いました。来週もういちど観に行こうとしてます。

破滅

フラストレーションの解消法が、本を読むことではなく、本を買うことになってしまうと破滅の始まりだ。

はまっていること

むかし自分の書いた文章を正確に思い出して、いまの自分ならどんなふうに書くだろうかと想像する遊び。 きっとじぶんの文章を世界でいちばんたのしく読んでくれるのは、未来のじぶんなのだと思う。

2014年は

服を一着も買いませんでした。 かわりに本を買いました。 去年より映画を観ました。 いろんな美術館に行きました。

その'女性'を見ているのはだれか ―― 「見る/見せる/見られる」をめぐるヘゲモニー

*** *** 無性に美術館に行きたくなって、国立国際美術館で開かれている「ノスタルジー&ファンタジー」展*1を見てきた。美術自体にほとんど知識はないし、まったく予習もしていかなかったので、完全に無知状態。美術館に着いたのはすでに閉館2時間前で…

もののけ姫を観た

映画を見ながら、無痛分娩に関する記事を読んだことを思い出していた。そのなかで、「自然ではないから」という理由で反対する意見があった。同性婚に反対する人のなかにも、「自然に反しているから」という理由をいうひとがいる。 こういうところにでてくる…

SF映画と科学技術社会

SF映画がすきで、ときどき劇場に見に行く。近未来が舞台だとなおいい。映画に出てくる未来のテクノロジーを見るのがすきだ。元来新し物好きで、古臭いのはすきじゃないから、むかしのSF映画はあまり見ない。近未来的で、スタイリッシュなテクノロジーが見た…

専門外分野の語学教育的拡張

芸術を語れる人になりたい!みたいな願望があった。 といっても絵画にはあまり興味がないし、音楽もすきかと言われればすきだが、別に詳しくもない。J-POPのほかには、中学以来、クラシックやジャズを聴くのはまあまあすきだが、うんちく的な知識はほとんど…

泳いだ

最近、市民プールに泳ぎに行った。 中学、高校と部活は水泳部で、スポーツは水泳くらいしかできなかったので、大学に入るまでスポーツといえば水泳だった。水泳もかなり日常的なものだった。 部活を引退して高校を卒業して大学に入って、泳ぐことはめったに…

スマホに替えて

今年の初めから、携帯電話をスマホ(いまやスマホは一般名詞だが、具体的にはiPhoneだ)に替えた。それまではいわゆる「ガラケー」だったので、変えてからしばらくは勝手がわからずに難儀したが、最近はようやく使いこなせてきた。 ガラケーと比べたときにスマ…

ネット上でのピアレビューとその限界

STAP細胞のニュースが国内を駆け抜けてからしばらくして、今度はネット上でこの論文への検討を試みる動きが始まった。正確に言えばこれは正しくない。なぜならある論文が雑誌上で発表されれば、自動的にその論文は次のステージに立つことになるからだ。すな…

「大気科学に関心があります」/個別科学の名称問題

ボクは地球科学に関心を持っていて、その中でも特に大気に関心がある。 ただ、自分が抱く関心について対外的に簡潔な表現で正確に記述するのは意外と難しい、と思うことがある。 *** そもそも、地球科学という学問が扱う対象は非常に多くの学問分野からな…

映画館で映画を観た

久しぶりに映画館に映画を観に行った。 「トリック ラストステージ」を観た。 シリーズの完結の形に、見た直後はもやもやしていたが、しばらくしてから腑に落ちた。今にして思えば、よいラストだったと思う。 むしろ映画の本編は実はラストのための「前座」…

書くこと話すこと、伝えること

好きな事を話すのは難しいなあと思った。 自分が好きなこと、あるいは関心を持っていることについて、ひとに話すことはボクにとってとても楽しいことだ。 ただ、それをうまく言葉にして、相手に伝えることは難しい。 自分の中のなにかがもどかしく、いまいち…

「議論慣れ」

先日、とある研究会に参加したときのこと。 ボクが通っている大学では、大学院で「副専攻」という試みをやっている。主専攻とは別に、異なる学問を専攻するものだ。副専攻には異なる研究科の院生が参加し、それぞれの専門性と異なる専門性とのコミュニケーシ…

俺氏、英語の勉強を決意する

ええ加減、英語を勉強しようと思った。 ワタシが英語を勉強しなくてはならない理由を挙げよう。 英語教育から離れて久しく、英語力(reading,listening,writing,speaking)の低下が懸念 研究室配属後の英語運用能力の格差が心配 大学院入試に向けて長期的な英…

学校教育に社会問題の解決を託してよいか

以前web上に匿名で科学論に関する小論を投稿した。 内容は 科学が"正しい(確かな)こと"をつくる過程が、実は全然世間に知られてないってことが(あるいはその認識がないことが)、ニセ科学が跋扈する背景にあるんじゃないか というようなものだ(興味のある方は…

extended peer review の問題点 覚書

Ravetzらによるpost-normal scienceスキームの提案は大きく2つ。 現代社会において科学はこれまで考えられてきたような意味における「科学」ではなく、post-normal scienceというべき新たなモードであると理解するべきである post-normal scienceにおいては…

科学的不確実性を前提とした公共的議論の場の必要性

米国・大手新聞社が読者投稿欄に根拠のない地球温暖化懐疑論を載せないようにすることを決定したという記事を読んで考えたことのまとめ。 "米大手新聞、気候変動懐疑論は「事実誤認」と懐疑派からの投書掲載を廃止" URL http://bylines.news.yahoo.co.jp/tan…

一人称のはなし

一人称といえば、ワタシはむかしから一人称をどうしても「ひとりしょう」と呼んでしまいそうになる癖がある。なかなか治らず、つい人前で口にしてしまって恥ずかしい思いをすることもたまにある。 日本語では主語にあたる一人称の表現がわりと豊富にある。 …