書くこと話すこと、伝えること

好きな事を話すのは難しいなあと思った。

自分が好きなこと、あるいは関心を持っていることについて、ひとに話すことはボクにとってとても楽しいことだ。

ただ、それをうまく言葉にして、相手に伝えることは難しい。

自分の中のなにかがもどかしく、いまいち出し切れていないような感覚や、自分の伝える能力のなさを残念に思ったりする。

ボクはなにをコミュニケーションの目標にしているのだろうか、とふと考えた。

相手に自分と同じレベルの関心を持ってもらいたいのか、

相手に自分の関心について正確に理解してもらいたいのか、

相手の自分の関心を伝えることを目標としているのか、

なにかを書くときには伝えたいことがはっきりしているが、だれに向けて伝えようとしているのか、という視点を忘れがちになる。

一方、なにかを話すときは伝えるべき相手は目の前にいるのだが、自分が何を、どんな目的を持って伝えようとしているのか、つい忘れがちになる。

自分の意図を正確に伝えようとするためには結局のところ相互的なコミュニケーションの「過程」、すなわちすりあわせが必要だが、それには自分が何を、誰に、どのような目標をもって伝えようとしているのか、まずは自分でしっかり把握しておくことが大切なんだろうと思う。