aida ha nani de dekiteiru ?

〈いかにしてワタシはこの本に出会ったか〉についての記録

天才年金

なんらかの創作物をつくりだした人は、だれだって創作者だ。とはいえ世の中には恐ろしいほどの才能を持った人がいる。否。その才能をうんぬんできるのは、ボクがその人の創作物を知ったからであって、その人が今現在才能を持っているかどうかは問題ではない…

円城塔は天才ですか?

答えはYES.

イミテーション・ゲーム

イミテーション・ゲーム観ました。これはすごいですね。たぶんここ数年わたしが観た映画のなかでいちばんだと思いました。来週もういちど観に行こうとしてます。

寸劇

“ふと、他の人たちには恋人同士に見えるのかなあと考える。ぼくたちは、こんなにも仲が良くって、ふたりっきりで旅行に行ったりするけれど、目の前で居眠りをはじめたこの人は、もう二度とぼくを恋人にもパートナーにも選ばないと決めたことを、ぼくは知って…

そして父になる

今更ですけどめちゃくちゃいい映画でした。劇場で見ればよかったなあ。あとこれはどうでもいいんですけど、映画の感想を言う時、「よくできてた」って言うとなんとなく玄人っぽく聞こえますね。

半額でも鯛の刺身は美味しいね。

夢のなかでとても懐かしい人に会った。もう長いこと会っていないなあと思って、つい出来心からその人の名前をネットで検索してみたんだけどヒットしない。でもだんだん夢の記憶はぼやけていって、もうその人の顔も思い出せない。ぼくはだれと会ったんだろう…

納豆メモ

つぶ:大粒たれ:甘めからし:有評価:★☆☆ (−)大粒に惹かれて買ってみたけど豆が硬くてごろごろしてる。納豆のふんわり感があんまりない。まだ1パックしか食べてないので単なるはずれだったのかもしれんけど。

麦とろろごはんまじうまい

ある日突然

ある日突然、タイムマシンに乗った未来人が現れて、この時代の代表者に会わせろと言う。 未来人は国連総長に話す。過去に狂気の老学者によって生み出されたある概念のせいで、23世紀の地球が危機に瀕している。われわれは歴史を改変し、その概念を抹殺するた…

破滅

フラストレーションの解消法が、本を読むことではなく、本を買うことになってしまうと破滅の始まりだ。

無情

どんなに美味しいものを食べても、どんなにたらふく食べても、次の日にはしっかりお腹が空いているなんて、無情だ。

ままならない

ままならない、という言葉の響きが妙に心地よくて、最近よく使っています。

はまっていること

むかし自分の書いた文章を正確に思い出して、いまの自分ならどんなふうに書くだろうかと想像する遊び。 きっとじぶんの文章を世界でいちばんたのしく読んでくれるのは、未来のじぶんなのだと思う。

2014年は

服を一着も買いませんでした。 かわりに本を買いました。 去年より映画を観ました。 いろんな美術館に行きました。

その'女性'を見ているのはだれか ―― 「見る/見せる/見られる」をめぐるヘゲモニー

*** *** 無性に美術館に行きたくなって、国立国際美術館で開かれている「ノスタルジー&ファンタジー」展*1を見てきた。美術自体にほとんど知識はないし、まったく予習もしていかなかったので、完全に無知状態。美術館に着いたのはすでに閉館2時間前で…

最近であった本・読んだ本 7-8月

なんか久しぶりなのですごい数になってしまいましたが、7-8月の間に出会った本を紹介。中にはもう読み終えた本もあるけど。博物館学関係の本を集中的に読んだので、それ系のが多いですね。以下、いつものフォーマットです。 *** NASA ―宇宙開発の60年 (中…

もののけ姫を観た

映画を見ながら、無痛分娩に関する記事を読んだことを思い出していた。そのなかで、「自然ではないから」という理由で反対する意見があった。同性婚に反対する人のなかにも、「自然に反しているから」という理由をいうひとがいる。 こういうところにでてくる…

最近であった本たち 6月

6月1日にすでに一度本屋めぐりをしているにもかかわらず、しびれを切らして今月二度目の本屋めぐり。収穫がたくさんありました。 雲の中では何が起こっているのか (BERET SCIENCE) 作者: 荒木健太郎 出版社/メーカー: ベレ出版 発売日: 2014/06/23 メディア:…

バート・ボリンの経歴

IPCC初代議長を務めた気象学者バート・ボリンは1956年に気象学の博士号を取った後、C.G.ロスビーに大気化学(とくに大気汚染物質の滞留時間の問題)への転向を勧められたそうだ。この時期に関わらずとも、気象学と大気化学の人材の関係はけっこう気になるとこ…

素粒子で地球を視る: 高エネルギー地球科学入門

素粒子で地球を視る: 高エネルギー地球科学入門 作者: 田中宏幸,竹内薫 出版社/メーカー: 東京大学出版会 発売日: 2014/05/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 出会った日:2014年6月9日 出会った場所:大学生協書籍部 出会ったきっかけ:物理…

SF映画と科学技術社会

SF映画がすきで、ときどき劇場に見に行く。近未来が舞台だとなおいい。映画に出てくる未来のテクノロジーを見るのがすきだ。元来新し物好きで、古臭いのはすきじゃないから、むかしのSF映画はあまり見ない。近未来的で、スタイリッシュなテクノロジーが見た…

6月書店めぐり

6月初めの書店めぐり。 紀伊国屋書店グランフロント大阪店で社会学特設コーナーができていたので、冊子をもらってきた。 *** 気象学入門: 基礎理論から惑星気象まで 作者: 松田佳久 出版社/メーカー: 東京大学出版会 発売日: 2014/05/29 メディア: 単行本…

科学的助言についての研究を対象にした科学計量学的研究

Pielkeさんのtweetで知ったある論文について。 ところで増田さんにおしえてもらったのだが、Pielkeさんはペルキーと発音するらしい。 わたしもよく知らなかったのですが、本人(Roger Pielke Jr.)のウェブページを見るとPell-Keyとあるので、ペルキ(ー)がよい…

5月の新刊本とか、リスクとか、ジェンダー関係とか

最初の3冊は大学生協の書籍部で見つけた新刊本たち。半分はジェンダー関係の本。 読みたい本は尽きない。 *** リスクの人類学 不確実な世界を生きる 作者: 東賢太朗,市野澤潤平,木村周平,飯田卓 出版社/メーカー: 世界思想社教学社 発売日: 2014/05/22 メ…

視覚の理論についての本たち

*** 文学部で開講されている映画理論の講義を取っている。実は去年も受講して、単位は取ったんだけど、毎年違う内容をシリーズ化している講義なので今年も受けることにした。去年の授業のなかでなぜか僕の心に強く残っているのは「クレショフ効果」だ。こ…

専門外分野の語学教育的拡張

芸術を語れる人になりたい!みたいな願望があった。 といっても絵画にはあまり興味がないし、音楽もすきかと言われればすきだが、別に詳しくもない。J-POPのほかには、中学以来、クラシックやジャズを聴くのはまあまあすきだが、うんちく的な知識はほとんど…

別のブログつくりました

人生ではじめてブログをつくったのはたぶん中学生の時だったと思うけど、新しくブログをつくるときってなんかわくわくしますよね。どんな内容にしようかとか、デザインはどうしようかとかいろいろ決めるのは手作り感があってなんだか楽しい。まあたいがい続…

最近出会った本たち

いろいろあって最近は本という形で文章を読んでいない気がする。 文章なんて文字が読めればどんな形態であってもよいのだけど、本というメディアはある種の編集物だというところに特徴があるんだろうな。たとえば統一性とか構成とか、たぶん個々の文章(たと…

科学的知識の別の理解の仕方について

ちょっと理解をまとめてみる 社会的意思決定の場(たとえば政策決定)において、エビデンスの基礎となるものは科学的知識であることが多いが、ここにおいて科学的知識とは、"事実"であることが保証された知識、ではなく、「合意された」過程により"品質"がある…