佐藤 康雄(2013) 放射能拡散予測システムSPPEDI―なぜ活かされなかったか
放射能拡散予測システムSPPEDI―なぜ活かされなかったか (科学と人間シリーズ)
- 作者: 佐藤康雄
- 出版社/メーカー: 東洋書店
- 発売日: 2013/03
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログを見る
私事だが、学科の研究室配属があり、配属先が放射化学系の研究室に決まった。
それもあって、かねてより気になっていたこの本を読んでおこうと思い立った。
生協で取り寄せてもらい、今日購入した次第である。
SPEEDIに関しては、その後の気象学会長通達の件もあり、気になってはいたのだが、断片的に情報を得る程度で系統的なフォローはできていなかった。
本専攻と多少かじっている気象学、そしてSTSの横断領域でもあるので、今後は自分でもなにかしらの考察を得たいと思っている。
SPEEDIとは直接の関連はないが、気象学会通達の件に関しては、アステイオンのなかで横山広美さんが"社会のなかの科学者 二つの今日的課題"*1という論考のなかで取り上げていて、科学者がいかに専門的な情報を社会に提供すべきかという点についてとても興味深かったのを覚えている。