aida ha nani de dekiteiru ?

〈いかにしてワタシはこの本に出会ったか〉についての記録

S.ローランド博士と日米放射化学研究

1995年のノーベル化学賞には、大気化学分野の功績から、クルッツェン氏、ローランド氏、モリーナ氏が選ばれた。ローランド氏とモリーナ氏は1974年にCFCによる成層圏オゾン破壊の反応機構理論を発表したことで著名だ。ローランド博士は大気化学の権威として認識していたのだが、放射化学会の学会誌を読んでいて、ローランド博士の追悼文を見つけて驚いた。なんとローランド博士はもともと放射化学の研究者だったそうなのだ。手元にある科学史読み物「大気の海」*1を読み返してみたところ、

ローランドは放射能に関する自分の研究に忙しかったし、学部の運営にも力を注いでいた。/p195

との一文があることに気付いた。この本でローランド博士の放射化学研究に言及しているのはこの部分だけである。覚えていなくても仕方ないか。笑

そんなわけで毎度のことながら唐突に連ツイしたのでまとめをば。

 

 

それにしても、改変後のtweet表示はあまり美しくないな

以前のシンプルな表示に戻せないものだろうか…

*1:大気の海―なぜ風は吹き、生命が地球に満ちたのか,ガブリエル ウォーカー (著), 渡会 圭子 (翻訳),早川書房,p.349, 2008.

 

大気の海―なぜ風は吹き、生命が地球に満ちたのか

大気の海―なぜ風は吹き、生命が地球に満ちたのか