aida ha nani de dekiteiru ?

〈いかにしてワタシはこの本に出会ったか〉についての記録

Paul N. Edwards(2010) A VAST MACHINE ほか

 

A Vast Machine: Computer Models, Climate Data, and the Politics of Global Warming (Infrastructures)

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越境する大気汚染   中国のPM2.5ショック (PHP新書)

越境する大気汚染 中国のPM2.5ショック (PHP新書)

 

 

科学 2014年 02月号 [雑誌]

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月初めの大型書店めぐりの"釣果"。

大阪に移り住んでいちばんありがたいと思うのは物を買うのに適した「都市」が近いことだ。梅田に出ればたいていのものは買うことができる。地元では、こういう場合、隣県の都市に出かけないといけない。特急で40分。往復2000円ちょっと。少し遠い。

梅田には大型書店がいくつかある。とくに梅田のジュンク堂は、初めて行ったときにはその規模に度肝を抜かれた。率直に言えば、地元の本屋がそのまま7つ重なったようなものだと思った。ボクが田舎者であることがばれてしまう(笑) 紀伊国屋書店は阪急梅田駅に一か所と、最近グランフロント大阪にもできた。

ボクはだいたい専門書のようなものを買うので、このくらいの規模の書店でないと欲しいものが置いてないことがほとんどだ。しかし大型書店といってもあらゆる専門書を置いているわけではないので、いくつかの大型書店をめぐることにはそれだけの意義がある。

「本に買う金は渋るな」を信条にしているといっても、やはり欲しい本すべてを買うのは難しい。金銭的な問題もあるし、物理的な限界もある。ありていに言えば、本棚に入らない。

そこでボクは、学生のうちは大学図書館でたいがいの読書を済ませることにした。そして読み終わった本の中で、とくに必要性を感じたり、読み返すだろうと思った本は購入することにしている。学生のうちは許していただきたい…

そうはいっても書店に行けば新刊も多く並んでいる。魅惑的だ。衝動的に本を買ってしまうことも、ときにはあっていいかもしれない。そう言い訳する。

「A VAST MACHINE」は気候科学、それも大気モデルの科学史だ。最近思うのだが、ボクの場合、歴史系の本に対しては購入障壁がうんと下がる。「一冊持っていて損はないだろう」感がボクを支配するのだ。この本は以前twitterで見た本で、いずれ読んでみたいと思っていた。実は思っていたよりも安かったので、それもあって買ってしまった。ただ、かつてこの厚さの洋書を読み通したことがないので、読み終えられるかは疑問なんだけど・・・。

ほか2冊。「越境する大気汚染」の著者畠山さんは大気化学の研究者で、エアロゾル学会の会長だそうだ。最近出たばかりらしく(2014年1月29日とある)、ボクの関心をカバーしていたのでこれも思わず買ってしまった。

岩波「科学」2月号のテーマは、科学的助言。ボクの最近のSTS的関心にどストライクのテーマで、これは最初から買うつもりだった。平川秀幸さんの論考には、PNSも取り上げられているとのことだ。