aida ha nani de dekiteiru ?

〈いかにしてワタシはこの本に出会ったか〉についての記録

はじめます

ボクはむかしから"活字中毒"なので、なにか読んでいないと落ち着かない。

そんなわけで一日の大半はなにかを読んでいるのだが、まあだいたいは本を読む。しかし現代にはありがたいことにインターネットという文章の宝庫があるので、ネット上の記事も読む。大なり小なりの文章をなにかしらの媒体で読んでいるわけである。

ところが本とちがってネット上の文章は〈実在〉していない。つまり「活字」でない。そうするとまさに一期一会、読んだ文章に二度とたどり着けないこともある。ボクはだいたい雑多な文章を読むし、元来物覚えはよい方ではないので、たいがいの文章の内容は頭の中で霧散する。しかしごく断片的に、フレーズであったり、知識であったりが頭の中に残ることもある。何かの拍子にふと頭についてでた情報をいったいどこで得たのか気になっても、〈非実在〉文章では後の祭りである。それにせっかくよい文章を読んでも、できそこないの頭のおかげでただ霧散してしまうのではもったいない気もする。

そんなわけでわりと骨のある文章を読んだときにはそのログを残すことにした。これがこのブログのひとつめの目的である。

もうひとつの目的は、これが実は本命なのだが、とある思い付きによる。ネットには書評をかいてる方がたくさんいる。ボクも何度か書いたことがあるが、これはじつに骨が折れる。自分が読んだすべての本について書くのはボクにはムリだ。それに読みたい本は常に、たくさんある。書評ブログなんて、これは、ゼッタイ続かない。だから逆に、本については書くけども、その中身にはほとんど触れないことにする。ボクが読むべき本を見つけた時に、その本と、その本に出会った経緯について記録するというのは面白いのではないか。

どうしてこの本を読んだのか、とかいうことはその本を読んだ後では気にもせずに忘れてしまうものである。しかし考えてみると、1冊の本がきっかけでまた別の本を読むということも多かったはずなのである。ではこれを記録していけば、自分の読書の系譜、読書本の系統樹を得ることができるのではないか。つまりワタシの読書来歴を時間軸に沿って、それも本の間のネットワークを形成しながら記録するのである。この試みならば、3日坊主も、多少は息を長く続けられるやもしれぬ。まあ続かぬ時はその時である。なぜならこれは極めて個人的な記録であるからであり、その動機付けもじつに利己的であるからである。このくらい開き直れば逆に続くかもしれない。

そんなわけでこのブログの主な内容は以下の2つである。

  • web上の記事を読んでいて、記録するに値すると判断したものを記録する。
  • 読むべき本を見つけた時に、その本と、その本に出会った経緯について記録する。

 もちろんその他雑多なくだらないことを書き込むにやぶさかでない。