aida ha nani de dekiteiru ?

〈いかにしてワタシはこの本に出会ったか〉についての記録

ある日突然

ある日突然、タイムマシンに乗った未来人が現れて、この時代の代表者に会わせろと言う。

未来人は国連総長に話す。過去に狂気の老学者によって生み出されたある概念のせいで、23世紀の地球が危機に瀕している。われわれは歴史を改変し、その概念を抹殺するために来た、と。この時代の歴史家の本によれば、それは20世紀にとある国で生み出された。歴史家とともに、未来人はタイムマシンに乗り込み、概念に至る直前の学者を抹殺する。
歴史家が現代へ戻ると、聞いたことのない概念を巡って凄惨な争いが起きている。
すべては23世紀の未来人による陰謀であった。未来人は自らの論敵である概念を抹殺するとともに、都合のいい概念の種を同時代人に植え付けていた。
歴史改変によって生み出された新たな概念によって壊されゆく21世紀。
しかし学者が残した講義ノートを偶然見つけた若き学者の解釈によって、概念は再び、密かに誕生していた。

はまっていること

むかし自分の書いた文章を正確に思い出して、いまの自分ならどんなふうに書くだろうかと想像する遊び。

きっとじぶんの文章を世界でいちばんたのしく読んでくれるのは、未来のじぶんなのだと思う。